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エリザベス洋装店のブログ

眼が三つあった時の名残、松果体

哺乳類も鳥類も多くの脊椎動物も、ほとんどが左右に一つずつの眼である。三つ眼というのは、妖怪くらいしか思い浮かばない人が多いのではないだろうか。しかし、もともと私たちのご先祖は三つ眼だった。その証拠は松果体。松果体は脳の中央にあり、形が松かさに似ているので、松果体と名付けられた。松果体はメラトニンというホルモンを分泌し、睡眠を促す。そして昼はセロトニンを分泌し、人間の生活リズムを作っている。体内時計というわけだ。その松果体こそ三つ目の眼だった。人間がまだ受精4週間目のころ、神経管に三つの突起ができる。この突起はすべて光を感じる器官なのだが、左右の二つはそのまま眼になるが、中央にできた突起は眼にはならず、松果体になる。大きな脳にさえぎられて、眼にまで発達しないのだ。しかし、現在でもイグアナやニュージーランドにいるムカシトカゲなどには、この眼が残る。頭のてっぺんにあるので頭頂眼と呼ばれる。古生代、まだ恐竜が出現する前、両生類だったわれらの先祖は、水中からじっと上を見上げていただろう。襲ってくる敵や食料を求めて。人間の三つ眼は眼としての機能はなくしたが、それでも光を感じる器官の痕跡として残っている。