SHOP BLOGアソビねっブログ

エリザベス洋装店のブログ

結び目文様と組紐文様 3.

したがって新しい宗教の聖書にも、古代から途切れずに守り続けてきた<文様>を描き続けた。日本の神社でもひねって組んで作る<注連縄(しめなわ)>が聖所を徴(しる)しづける信仰と表現が途切れなかったようにである。したがって<ダロウの書>はもちろんのこと、時代は下ってキリスト像を描くことは受け入れた<ケルズの書>でさえ、要のページではその御姿をあからさまに現すことはせず、キリストの頭文字(XPI)だけであらわす伝統を守った。<ケルズの書>で最も有名な<ヨハネの福音書>の<キリストの生誕>のくだりの<キリスト>の御名前のデザインがそれである。その縁取りと中心には渦巻き文様とともに、生きとし生ける物の象徴としての動物を組み入れた<組紐文様>が蠢き、光のように輝いている。