SHOP BLOGアソビねっブログ

エリザベス洋装店のブログ

神話的宇宙観の音楽的な実践をしていたオーケストラ

古代中国では、老子が人間の音楽を<人籟(じんらい)>、自然の無数の音響を奏でる音楽を<地籟(ちらい)>、天球の音楽を<天籟(てんらい)>と称し、中でも<天籟>を最高の地位に置いたことや、紀元前4世紀の思想書<荘子>には、音楽は世界の調和を語るものであるという記述がある。<詩>は人の心を語るもの<書>は昔の事蹟を語るもの、<礼>は人の実績を語るもの<楽>は世界の調和を語るもの>というくだりだ。この中の<楽>が音楽である。古代の神話的宇宙観の音楽的な実践ともいえる古代中国に実在した合奏団が、古典雅楽というイメージで想像されていたよりもはるかに壮大な実に数百人に及ぶ演奏者による巨大なオーケストラだったことも、近年の考古学的調査で分かってきた。