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出雲井晶の日本の神話vol,24天の岩屋戸 2012/01/31
天児屋命<あめのこやねのみこと>と布力玉命<ふとたまのみこと>は、束ねた葦に火をつけ、そのあたりを頼りに天香具山<あめのかぐやま>に行きました。男鹿の肩骨と朱桜<ははか>の木を探し、これを燃やして占いをしました。<暗がりでみなよくがんばるから、あと一息です>と出ました。神々は自分の仕事に自信を持ってかげ見ました。天香具山の榊の木を根っこから引き抜いてきました。これは常に緑に茂っている栄木<さかき>=栄える気を、しっかり持っての意味があります。榊の一番高い枝に八尺<やさか>のまだ玉の五百<いほ>つのみすまるの玉をかけました。この玉は、世の一人一人の魂は八尺=いやさかの玉のように円満で、玉の緒=つくり主の命によってつながっているという<人の和>のしるし。中枝には鏡をつけました。この鏡は、まず自分の心を移して私心なく澄んでいるか,顧見る鏡なのです。下枝には、和の心は持っていても顔やしぐさにもあらわさなければ何もならない。笑顔で優しい言葉をお互いに出し合って神を祭りましょう。というしるしの白和幣<しろにぎて>を飾りました。神々は岩屋の前にみな集まってきました。かがり火には木がどんどん投げ込まれます。赤々と燃え上がった火は神々が心を込めて飾りつけた見事な榊を照らし出します。布刀玉命<ふとたまのみこと>が、このりっぱなさかきを神への供え物として、恭しくささげもって岩屋の前に進みました。天児屋命<あめのこやねのみこと>は、心を込めて祝詞<のりと>=神のささげる言葉を表してくださるように天地の創り主や祖先の神々に天照大神がお姿を現してくださるように祈りました。神々も祈りました。力持ちの天手力男神<あめのたちからのかみ>は、岩戸の脇にそっと隠れたちました。神々の輪のなかから太鼓の音が響き渡り、笛の音も聞こえ出しました。神の中で舞い上手で名高い天宇受売命<あめのうずめのみこと>が進み出ました。天香具山の日陰かずらをたすきにかけて天の正木かずらを髪飾りに、天の小笹を手に持っています。天の岩屋戸の前に大きなからの桶が伏せて置かれています。このからおけの無台に天宇受売様があがります。神々は宇受売様の舞に合わせて、声を張り上げて歌いました。天照大神様は日の神様よ、片時もかげることなくあまねく照らす闇は消えよとよいことばかり、売れ下の市、あっはっは>宇受売様はからおけを、とトンと踏み鳴らし、手にした小さい笹を打ち振って、絹の裳すそをひらひらさせて踊りました。からおけのように心を空っぽにして、無念無想で、いっしんにおどっりました。やがて神が乗り移ったように陽気に踊り狂いました。胸母だけ乳房もあらわに、腰にまとった紐が下にずり落ちるのもかまわず足を踏みとどろかせました。神々はあまりのおかしさにどっと笑います。笑い声は響き渡り高天原は大きく矢ら儀増した。ますます興に乗り、笑い声は高まるばかり。いかにも楽しげな騒ぎは、太鼓や笛の音とともに岩屋の中名で聞こえました。天照大神様はつぶやかれます。<何事だろう>

by 6014D | 2012-01-31 18:38 | コメント(0) | 未分類


出雲井晶の日本の神話vol,23天の岩屋戸 2012/01/31
日の神である天照大神が、天の岩屋に入られて岩屋を閉め、岩屋の中に入ってしまいになったのです。昼のない真っ暗闇の夜ばかりが続く世の中になってしまいました。<おお寒い寒い、稲も枯れてしまった。どうしよう!>みんな風邪を引いた。<早く何とかしなければこのままじゃしんじまう>天照大神様に一刻も早く岩屋からお出ましいただかければ。こんなときにこそみんなで知恵を出し合い、力をあわせなければということになりました。<古事記>には<是(ここ)をもって、八百万の神、天安之河原(あめのやすのかわら)に神集ひ集(つど)ひて>と出ています。八百万=数え切れないほどの多くの神々が天の安の河原に続々と集まってきたということです。かがり火をぱちぱち燃やし神たちは火の回りに座って話し合いました。<ずば抜けて考えの深い思金神に、祈ってかんがえていただきましょう。思金神は高御産巣神のみ子ですから><高御産巣神は天地の作り主、天之御中主神が、お姿を変えて現れた神。そのみ子が祈られるとは、天地の正しいあり方をしかと踏まえて、天照大神様にお願いすることですね><どうか、高天原も地上もあかるくなるほうほうをおおしえください>みな口々に申しました。予断ですが、私はここで面白いことに気づきました。わが国は民主主義を戦後アメリカからもらったように思っていますが、神代のころかられっきとして存在したのだなと、妙なところで感心したのです。神武建国の精神に変えるといわれた明治維新の後発布された<五箇条のご誓文>の廣く会議を興し、萬機公論に決すべし>のお言葉も、その五箇条のご誓文を<年頭、国運振興の詔書>のはじめに掲げられた昭和天皇も、深い教えをこめられたのだと思いました。さて思金神<おもいのかねのかみ>は目をつむり、天来の声に耳を傾けた後、申されました。<天照大神はきりほどの報いももとめない、あかるいひかり、よいことばかりをただ与えてくださるばかりのお方です。ですから私たちも自分のことは忘れて、ただただ天照大神様にお喜びいただくことだけを考えましょう。私たちのその明るい清い真心をお分かりいただくように、岩屋の前で天之御中主神のお心を考えるお祭りを精一杯することにしましょう>思金神は神々にいろんな知恵を授けました。神たちはその言いつけどうり長い泣き声の鶏をたくさん集めてきました。かがり火の明かりで夜明けと勘違いした鶏は<コケこっこー>と盛んに泣き出しました。天の安の河の河上にあった硬い岩と、天の金山の鉄を取ってきました。鉄の道具を作る鍛冶もつれてきました。伊斯許理度売命<いしこりどめのみこと>は鍛冶とともに、鉄を真っ赤に熱して廃止で打ちたたいて、大きな鏡を作りました。玉祖命<たまのおやのみこと>は、勾玉をたくさん集めて、みなでつなぎ合わせて、八尺<やさか>の勾玉の五百<いほ>つのみすまるの玉を作ります。神々は天の岩屋の前のお祭りの用意に忙しく働きました。

by 6014D | 2012-01-31 17:34 | コメント(0) | 未分類


出雲井晶の日本の神話vol,22天の岩屋戸 2012/01/31
暴れ馬に乗って須佐之男命はますます図に乗って、黄金色に波打っている稲の穂もふみにじってしまいました。その上天照大神様が稲を取り入れた折、実りを感謝して初穂を天之御中主神のお供えして、ご自身も召し上がる神事をなさる御殿に、糞をし散らしました。が天照大神様は少しもとがめだてなさらず、<それは糞ではなく、よってはいてしまったのでしょう。田のあぜを壊し、溝を埋めたのは畑にできるのに惜しいと考えたからでしょう。>と、みなよいほうに考え直され、<須佐之男は悪酔いしたのでしょうから、よいがさめればやめるでしょう>と、おおらかに弟の命を信じておられました。ところが須佐之男様は、天照大神様のお気持ちにきづかないで、乱暴はなおひどくなりました。天照大神のところには、清めた機織御殿がありました。ここでは大神が神にお供えになる布を織られるのです。天のみ衣織り女<みぞおりめ>に機を織らせることで、天地のすべてが正しく明るい方向に進むようにとの、祈りの仕事をさせておられたところです。<お蚕さんの糸つむぎ、縦糸は天地貫く理りよ、その理りを横糸この世に織り込んで、トン端トン端トンばたり、織り女羽織り機の前に座って、美しい声に合わせて手に持ったヒ<横糸を入れた竹の管>で、縦糸の間をくぐらせては、足で織り機を動かしておりました。須佐之男様はその機織御殿の屋根に穴を開けました。こともあろうか、あめのふちこま、<まだら色の天にすむうま>を捕まえもがき苦しむのに、皮をおしりから逆さに剥ぎ取りました。血のついた皮を御殿に投げ入れました。おまけに皮をはいだ、血みどろの馬まで投げ込んだのです。悲鳴を上げて逃げようとした織り女はヒでおなかを突いてしんでしまいました。あめのふちこまという馬とは時の流れをすらすらと正しく流れるようにする役目も持っていました。その馬の皮を逆さにはいだとは時の流れを止めて逆さに流れるようにしてしまったということです。これではすべてのことがすっかりめちゃくちゃになってしまうことはわかるでしょう。須佐之男様の乱暴が、天地の正しい動きまでも破壊してしまうところまで来てしまったのです。しかし天照大神様は須佐之男様をお咎めになりませんでした。みなご自身のこととして自身のお心を清め、高天原を祓い清めようと、天の岩屋に入り岩戸を閉めて、閉じこもってしまわれました。大変です。太陽の神である天照大神がが岩屋に入ってしまわれたのです。急に高天原は真っ暗になり、地上の葦原の中つ国<日本>も、真っ暗になってしないました。昼のない、いつあけるかわからぬ、夜ばかりの暗黒世界です。今まで鳴りを静めていた悪い神々がどっと騒ぎ出しました。あらゆる災いが湧き上がるようになりました。

by 6014D | 2012-01-31 17:02 | コメント(0) | 未分類


出雲井晶の日本の神話vol,21天の真名井の誓い 2012/01/29
<天の真名井の誓い>の物語では、天の安の河を挟んで、宇気比されたと<古事記>にはあります。天の安の河とは、夏の夜空に長く白い帯のように輝いて見える恒星の群れ、天の川=銀河だという説があります。古代の私たちの先祖は澄んだ感性で、大宇宙の正しい筋道を感じ取りました。豊かな想像力を自在にめぐらせて、その大宇宙の真理を思いもつかないような奇抜な物語に仕立てて、語り伝えたのでありましょう。<古事記>、天の真名井の誓約では、高天原にまい昇ってこられた須佐之男様に天照大神は、<しからば何時の心の清明(あか)きこといかにして知らましとかたりたまひき>。ここに須佐之男命。<おのもおのも宇気比して子(みこ)生まな>と答え、、、、とあります。この宇気比とは神に正しいことを教えくださいと祈って、神のみ心をいただくことなのです。素朴に考えれば受気日(うけひ)で天照大神=日の神の気、魂をいただくことです。天照大神とは、大宇宙の創り主天之御中主神の人格神<人間が神を身近に感じられるように人間的に見立てた神>なのです。大神は限りなく愛ふかく、かぎりない叡智と生命を持ち、すべての恵みを与えてくださる大元の神です。その目には見えないが確かにある不思議な神の心=霊気をいただくことで地球の生物は生じるのだという思いもこの物語には含まれています。現代人にはすべてを現代の物質的価値判断で考えますから、ちょっと触れるだけで切れる剣を三つに折り、口に入れて噛み砕くなど、ばかげたことをと笑い飛ばします。しかし物語りは、須佐之男様も天照大神様もスーパーマン以上の力をお持ちの壮大な神の話なのです。そして目に見えない魂の話でもあるのです。最初に話したように、あなたのうちにある命の目で読み考えると、すばらしさが判ります。天照大神様が剣を水ですすぎ、口に含み噛みに噛んだとは、水でよこしまな心を清めて、天之御中主神の心を全身全霊でよく噛み砕き考えるという意味が込められています。須佐之男様が玉を噛み砕かれたことも、造り主の円満なお心をよく噛み砕いて自分のものにするという深い意味が込められています。息吹からみ子がお生まれになったとは、神=人間<神話では神がやがてにんげんになっていきます>はものから生まれるのではない。目に見えない神の霊気から、まず生まれるのだと、わが古代人は信じていました。その思いが天の真名井の誓いなどの物語を生むことになったのでしょう。さて須佐之男様は勝ち誇った気分で、うれしくてなりません。祝い酒をぐいぐい飲みました。よった勢いで暴れ馬に乗って、馬にむちを当てました。馬は田も畑も踏みにじって走ります。田のあぜを壊し溝もうめて大暴れに暴れまわりました。

by 6014D | 2012-01-29 09:32 | コメント(0) | 未分類


出雲井晶の日本の神話vol.20天の真名井の誓い 2012/01/28
天照大神と須佐之男命は、天の安の河を挟んで両岸に分かれておたちになり、誓いの儀式をなさいました。まず天照大神が申されました。<私は弟のあなたを大切に思っています。その心をあらわすためにあなたの剣を私にください>須佐之男様が長い剣を渡されました。この剣は須佐之男様の魂のしるしです。天照大神様は長い剣を貰い受けますと、三つにおりました。折った剣を玉が触れ合うようなすずやかなやかな音を立てて、天の真名井のすんだ水で振りすすいで清めました。その剣を口に含み噛みに噛んで<ふっ!>と吹き捨てました。息吹が霧のように白く広がり立ち込めました。とその霧の中から美しい姫君がお生まれになったのです。その神のみ名は、多紀理田比売命<たきりみめのみこと>、市寸嶋比売命<いちきしまひめのみこと>、多岐都比売命<たぎつひめのみこと>の三姫神です。天照大神様はにこやかに申されました。<須佐之男よ、今度はあなたの番ですね><それでは天照大神、左の髪の束につけておられる、八尺<やさか>の勾玉の五百<いほ>つのみすまるの玉を私にください。>須佐之男様は、恭しく五百つのみすまるの玉を受け取りました。この玉は天照大神様がすべてを調和させる愛の魂のシンボルです。須佐之男様は玉を、天の真名井の水で振りすすぎ清めました。玉と玉が触れ合い清らかな音を響かせました。須佐之男様はこの玉を口に入れて、よくよく噛んで力いっぱい吹き飛ばしました。息吹の露は、あたり一面に白く立ち込めました。と、どうでしょう。霧の中から男神が現れました。正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命<まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと>ともうす神です。<では右の髪につけた玉を>と、玉を受け取られ、また洗い清めて噛み、吹き飛ばしました。その息吹にも男神がうまれました。ひだりやみぎのみ手などに巻いておられた玉を次々に受け取り、洗い清めて噛み砕き、吹き飛ばしますと、そのたびに男の神が生まれました。八尺の勾玉の五百つのみすまるの玉からは、こうして五人のかみがうまれました。天照大神様の、愛の魂を宿した、男の神々がお生まれになったのです。天照大神は、<後からおうまれの五人の男の神は、もともとは私の魂をあらわしている八尺の勾玉の五百つのみすまるの玉によっておうまれになった。ですからわたしのみ子ですね。先にお生まれの三人の姫君は、あなたの身につけていた剣を魂としてお生まれになりました。だからあなたのみ子ですね>とお言葉できちんと分けられたのです。須佐之男様は得意になって、<どうです!私の心に悪い考えがなく、清く美しかったからこそ、心優しい姫君が生まれた。私の勝です。>と、おおいばりでした。しかし、いい気になりすぎて大変なしくじりをしでかしてしまうのです。

by 6014D | 2012-01-28 16:40 | コメント(0) | 未分類



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