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エリザベス洋装店のブログ

皇祖神タカミムスヒ

天皇家の祖先神すなわち皇祖神といえば、もちろんアマテラスだ。だが近年、天地開闢(かいびゃく)時に高天原に化成した、生命のシンボル的な神格であるタカミムスヒ(高御産巣日神、高皇産霊神)もまたアマテラスと並ぶ最高神ではなかったのか、あるいは、本来の皇祖神はタカミムスヒだったが、ある時点でそれがアマテラスに入れ替わったのではないか、とする<皇祖神タカムスヒ>説(上田正昭氏、溝口睦子氏ほか>が注目を集めつつある。最高神としてのタカミムスヒの姿は、確かに記紀の叙述からある程度推測することが可能である。<古事記>では、国譲り神話や天孫降臨神話において、高天原でのタカミムスヒは常にアマテラスとともに並んで姿を見せてほかの天つ神たちに指令を下している。また、神統譜上では、天孫ニニギの母神はタカミムスヒの娘である。<日本書紀>になると、本文の国譲りや天孫降臨の場面で、タカミムスヒが単独で指令を下している。しかも<日本書紀>でのタカミムスヒの表記は<高皇産霊神>で、<皇>の字が入っているのだ。<日本書紀>は、タカミムスヒを皇祖神としてより強く意識しているとも考えられるが、神武東征伝説の中では、その度合いがさらに高まっている。