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レザーリペア-LEATHER REPAIR-のブログ

積上ヒール補修。 積上ヒールの補修or交換?Vo.2



積上ヒールの補修(交換)

以前にも同様のリペアをご紹介しましたが、もう一度・・・

通常、ヒールリペアはトップリフト(接地している一番下の部分)の交換を指します。
しかしトップリフトを通り越して、積上ヒール(ヒールブロック)まで削れてしまっているケースも少なくありません。ではこの場合はどうするのか・・・

①元々の積上ヒールのまま、削れ過ぎてしまっている箇所に部分補修を加える
②元々の積上ヒールを取り外し、積上ヒールそのものから新しくする

最終的にトップリフトを取付けるのは同じですが、そこまでの工程が異なります。
では、①の補修とはどのようになるのかといいますと・・・

【before】


結構削れちゃってますね~。
この積上ヒールを補修します。



部分的にレザーを積上げて、トップピースを取付け後着色・・・

【after】


完成。(積上ヒールの斜めにラインの入った箇所が補修を加えた部分)

②のように積上ヒールそのものから新しくする場合より価格が低くなりますので、ご予算に合わせたリペアを選択されてもいいかもしれません。

※上記の画像はあくまで一例で、靴の状態や使用されている素材によってはリペアが出来ない場合もあります。






 
 

ジョンストン&マーフィー モンクストラップ。



ダイナイト オールソール

JOHNSTON & MURPHY(ジョンストン&マーフィー)
モンクストラップ

アメリカ靴ってオールデンやアレンエドモンズのような
どっしりとして質実剛健なイメージが強いですよね。

しかしジョンストン&マーフィーは同じアメリカ靴でも違います。
小ぶりなヒールカップ・華奢なウエストでスマートなイメージです。
キャッチコピーが『アメリカ歴代大統領が履く靴』ていうのも頷けます。
また、ポールジョイントを広くとってあるので指に適度な遊びが得られるようです。
日本人にも合うラストですよね。


魅力的な靴です。カッコいいです。


今回はレザーソール ⇒ ダイナイトソールへオールソール。
元々と同じようにレザーハーフミッドソール仕様です。
これによりウエストがより強調された感じになり、よりカッコよくなりました。



【before】


【after】








 

レッドウイング 875 (アイリッシュセッター)。



オールソール (ビブラム#4014)

レッドウイング 875 (6インチ)

純正トラクションソール ⇒ ビブラム#4014(クリスティーソール)
ミッドソールも交換してあります。

この度はありがとうございます。



【before】


【after】





 



 

プレミアータ サイドジップブーツ。



レザーオールソール (ベルギー)

PREMIATA UOMO (プレミアータ・ウォモ)
サイドジップブーツ

ミニマルなデザインながら存在感のある靴・・・
プレミアータのイメージです。

元々と同じレザーでのオールソールです。
底材はベルギーベンズを使用しました。
イタリア製の靴に多いブラックラピド製法です。

この度はありがとうございました。



【before】


【after】




 




 

クロケット&ジョーンズ モンクストラップ。



レザーオールソール (JRオークバーグ)

CROCKETT & JONES (クロケット&ジョーンズ)
モンクストラップ

ハケット
ジョージ・クレバリー
バーニーズ・ニューヨーク
ポール・スミス
ニュー&リングウッド
ブルックス・ブラザーズ
ロイドフットウェア・・・

数えたらキリがない程、多くの一流ブランドやビスポークシューズメーカーにも提供されてるクロケット&ジョーンズ。それらが示す通り揺るぎない信頼に支えられ、高い品質を維持し続けている一流メーカーです。

もう説明不要で、お持ちの方も多いと思います。

今回はJRオークバーグを使用させていただきました。




【before】


【after】