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クレスのブログ

家庭洗濯でついた水性ゲルインクの染み抜き




家庭洗濯でついた水性ゲルインクの

染み抜きとクリーニング






家庭洗濯でついた水性ゲルインクのボールペンの爆発したしみ抜きです。

ドライクリーニングって一般的には、なんでも落ちるってイメージありますが

水性ゲルインクのボールペンはドライクリーニングではまず落ちません。




ゲルインクって油性のボールペンよりも、染み抜きが難しいです。

理由は薬品で溶けないし、そして漂白も効かないからです。




そこである優秀な化学者が物理的に取り除く薬品をつくり、取り除けるように

なったのですが、

それでも取れる可能性は油性ボールペンの染み抜きの50%位の確率でしょ

う。


(もちろんついてしみ抜きやクリーニングをしていない状態です)


物理的ですので、生地が弱いものは可能性がもっと低くなります。




そんなゲルインクの染みがついたからと、閉店間際にこれらました。

まだ、濡れているような状態で、これが乾くと取れにくくなり

今染み抜きしないと、手遅れになる。




病院でいうところ、交通事故にあい出血がひどく、今手術しないと出血多量で

なくなってしまうという状態。




そう判断した私は、残業を決意。

1時間をかけて、見事にゲルインクを取り除き、大変危険な状態だった白衣を

助けることができました。






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ドライクリーニングでも落ちない水性ゲルインクの

染み抜きもお任せください!



家庭で落ちなかった、『血液の染み抜き』



血液の染みはドライクリーニングでは落ちません。 

血の染み抜き!

今回の染み抜き事例は、

家庭洗濯したけど、落ちなかった『血液の染み抜き』です。



ちなみに血液はドライクリーニングでは落とすことは不可能です。

理由は、ドライクリーニングはベンジンなどの有機溶剤でクリーニングし

ます。



有機溶剤には血液を落とす成分が含まれていないからです。




ついたばかりだと、すぐに洗えば簡単に落とすことが可能です。

しかし、ついてから「時間がたったり」「熱がかかったり」「酸とか溶剤

に触れることによって、たちまち落ちにくくなります。



それは血液の成分である「水溶性たんぱく質」が、「不溶性たんぱく質」

へと変化するからです。



これを「たんぱく質の変性」と言います。




こうなると、家庭でしみ抜きするのはかなり難しくなりますので

プロにお任せした方が良いです。




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家で洗ったものと、洗わなかったものでは、

染み抜きにかかる時間がかなり変わってきます。



ましてやドライクリーニングされているものは、

大変難しくなります。



今回も2度ほど作業を繰り返して、染みを除去しています!




作業内容

①タンパク質分解酵素でタンパク質を分解

②よくすすぐ

③血液を漂白

④鉄分を取り除く

⑤洗う



と割と複雑な作業ですね。


家庭での染み抜きとプロとの染み抜きとの違いは


タンパク質分解酵素

漂白剤の強さ

鉄分を取り除ける薬品がある


この3つではないでしょうか。


血液の染み抜きなら、お任せください!



赤ワインの染み抜き除去



ドライクリーニングでは、赤ワインのシミは落ちません



飲み会で、赤ワインと嘔吐されたという

綿とキュプラ素材の組み合わせのジャケットです。



赤ワインの染みはドライクリーニングでは落ちません!

理由は、赤ワインの染みを綺麗にするためには

水溶性染み抜きと強力な漂白を必要とするためです。

ドライクリーニングにおいて、そのようなしみ抜き処理を

することができません。


なので、ドライクリーニングでは落ちないのです。



ちなみに赤ワインの染みをドライクリーニングすると、シミに熱が加わり

より染みが落ちにくくなります(笑



赤ワインの染みがついたら、適切に処理してくれる私にお任せください。




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赤ワインや黒米やブルーベリーに含まれる

アントシア二ンとう色素

この色素、目に良いと言われるものですが

服に付くと、洗濯しても落ちないので

少し厄介者。

でも大丈夫!

今まで800点以上、赤ワインの染み抜き除去実績がありますので

このタイプのものは問題なく綺麗にできます。




靴についた嘔吐の染み抜き



靴についた嘔吐の染み抜き



飲み会シーズンなどで、飲みすぎた人から嘔吐をかけられる。

その嘔吐染みを綺麗にしてほしいとの依頼は結構あります。


嘔吐の染みはドライクリーニングでは油性のシミ部分が落とせますが

水溶性であるビールやお酒などの染みは落とすことが出来ません。


それは油性汚れに強いドライクリーニングの溶剤は

水溶性の汚れには弱いという性質があるからです。


ましてや革靴となると、ドライクリーニング処理は極めて困難です。

そこで、革靴専用の洗剤で水洗いするのです。




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このタイプの処理方法は、


①水洗いクリーニング

②革が変色していれば、染色補正


とこうなるパターンが多いのですが

今回は①の水洗いクリーニングで、

お客様に及第点を頂きました。


革の水洗いクリーニングの大きな特徴は

「殺菌」「消臭」「汚れ落とし」とメリットは多いです。

夏場は特に、汗もかきやすく

菌も増殖し、臭いの元になることも多いです



ニオイの原因は細菌やバクテリアです。

それらが増える最適な環境は、

「温度」「湿度」「栄養」の3つがそろう場所です。



靴で言えば、体温で暖められ、汗をかくので湿ってい

て革や皮脂で栄養たっぷりなのです。



当店の水洗いクリーニングでは専用の洗剤を使用し

ます。


靴の中も外も水洗いする事で、細菌やバクテリアを洗

い流し、そして抗菌成分でその効果を持続します。



根本的に、ニオイの元を洗い流します。


夏場は特にお勧めのクリーニングの一つです。




ヴィトン、デニムからの色移りの染み抜き事例



ヴィトンのカバ・イバネマ バッグに付いた

デニムからの色移りの染み抜き事例をご紹介します。



(ヴィトンのカバ・イバネマ) 
2009年新作ライン
キュートなカラーリングのキャンバスに描かれた、ポップさのある大き目のモノグラムが目を惹く新作アイテム。

ちなみにこのデニムからの色移りはドライクリーニングしても

染みを除去することはできません。

理由は、ドライ溶剤では色移りの染みをとることは難しいからです。

あと型崩れなんかもする可能性が高いです。

こういう場合は、特殊染み抜きで染みを取り除き

多少色落ちしますので、染色補正までする必要があります。




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当店では、革部分に色止め剤加工を施しから、染み抜きや染色補正をしています。

しかも染みの部分以外触りませんので、型崩れ等の心配もご無用です。



これで、また何事もなかったかのように使用できますね。