原点となっていること・・・
ずいぶん昔の話・・・
娘が保育園に通っていた頃、
ふと表情を見ていると、明らかにチックの症状があった。
今まで気づかなかった自分を責め
何が原因となっているのか探し
娘に寄り添うことよりも、外見や体面を気にし
『母親失格』の烙印を難なく自分に押した。
ともかく診察を受けたくて
順番待ちが数日あると聞いていたクリニックに駆け込んだ。
ドクターは私の話を穏やかに聞き入れ
笑顔で娘を見つめながら
両笑窪のあることを指しながら
『この笑窪は神さまからのプレゼントだね』と言った。
チックの症状は
『この子なりの緊張を和らげる方法だよ』と言った。
そして
『大丈夫、お母さんはちゃんと子育てしてるよ』と言った。
私が自分を責めながら不満を持ちながら
娘に接していることを
ほんの短い時間で察して
私が一番言って欲しかった言葉を投げてくれた。
泣いた・・・たくさん泣いた
今、私がお客様と向き合った時に出てくる言葉は
いつも 『大丈夫』 と声をかけているのは
私にとって救われた一言だったから。。。