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クレスのブログ

革ブーツの水洗いクリーニングと染色補正



ドライクリーニング出来ない、革ブーツの水洗

いクリーニングと染色補正。




先日、革用の洗浄クリームを購入、説明書を読むと


「革によっては輪じみになる場合があります

ので、必ず見えないところでテストしてから

ご使用ください」

と書いてありました。


今回の染み抜き事例は、革ブーツに革用クリームを使用したら

輪じみになったのを修正してほしいとの依頼品。

見るとかなり輪じみがひどい状態でした。



お客様のご要望は、

クリーニング>染色補正

つまり、クリーニングして落ちる可能性があるのなら

染色補正よりクリーニング優先でお願いしますとのこと。


東京からとりよせてる、特殊革靴洗い洗剤でかなり落ちたものの

はける状態には、至りませんでした。


ということで水洗いクリーニング後に染色補正を施しております。


ちなみに、革のブーツはドライクリーニングでは染みは落ちません

まずブーツをドライクリーニングすると変色や変形の恐れが高いので

落ちませんというよりも、ドライクリーニングはできません。


 

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水洗いクリーニングと染色補正の【技】で

クリームの輪じみを消し、またはけるようにしております。

革ブーツの水洗いクリーニングと染色補正ならお任せください。



柄から汗による色移り(色にじみ)の染み抜き事例




柄から汗による色移り(色にじみ)の染み抜き事例



今日は問い合わせでも話題に上がった

色移り(色にじみ)の染み抜き事例です。



汗をかいて、紺色の柄から色がにじみでたもの

このタイプのシミはヨーロッパ製の生地に多くあります。

イタリアやフランスといったオシャレな国は、「ファッション」というものを重視してつくられるため
染色堅牢度(染料の定着力)よりも、発色性(美しさ)が重要になってきます。

このファッション性が高い生地ほど、高価なものになります。

このへんは日本とヨーロッパの文化の違いが出てくるところです

ジャパンでは、高価なものは「色が出ない」「長持ちする」「丈夫だ」といった風に
考えられます。

なので、このように高い生地から色がにじむなんてことが

「トラブル品」として扱われてしまいます。




イタリアなどでは、「ファッション」でも、

ジャパンでは「欠陥品」ってことになるのです。



ちなみにこの色にじみは、ドライクリーニングでは落ちません。

それは汗でにじみ出たものは、水溶性の処理をしてあげないと落ちないからです。

ドライクリーニングをすると、熱が加わりかえって落ちにくくなります。




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このタイプの染み抜きはおそらく300点以上は処理していますので

自信を持ってお預かりさせていただきました!


色にじみの染み抜きもお任せください。





ドライクリーニングで落ちない、エリの汗の黄ばみの染み抜き




ドライクリーニングで落ちない、エリの汗の黄ばみの染み抜き


今回ご紹介する染み抜き事例は、何度もドライクリーニング出したけど

綺麗にならずに、余計に黄ばみがひどくなった綿ジャケットです。



ドライクリーニングで落ちない、シミの代表的な事例です。

汗の黄ばみは、ドライクリーニングで落ちると思われている方は

多くいらっしゃいます。




ですが・・・




汗の黄ばみがドライクリーニングで取れる確率は0%。

つまり全く取れないということです。



なので、何回だしても綺麗になることはないですね。




今回の染み抜きはかなり状態が悪かったので

4回ほどしみ抜きをして、やっと気持ち良く着用できる

レベルまで、復元することができました




 
 
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ドライクリーニングに何回だしても、落ちない汗の黄ばみは

是非私にお任せください!




エルメス バーキンについた泥水の染色補正




エルメス バーキンについた泥水の染色補正。



今日ご紹介するしみ抜き品は

皆様ご存じ『エルメス バーキン』です。


バーキンが泥水を吸いこんだ染みです。

お客様がご家庭で染み抜きをしたそうですが

やはり落ちずに神林に依頼がありました。


基本的に革が吸い込んでしまったシミは

染み抜きでは落とすことが不可能です。


良く購入店に持っていって

「数万円かかってクリーニングしてもらったけど、落ちなかったです」

とご相談を受けます。

この相談から、革がいったん染みを吸収してしまうと

基本的にクリーニングしても落ちないのです。


そんな時は染色補正で染みを隠ぺいする方法で、

元に近い状態まで近づけます。




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泥水を吸収した部分は、若干凹凸が出来ていました。

残念ながらその部分までは修復できませんでしたが

パッと見は全くわからないレベルまで出来ています!






学生服についた家庭で落ちないポスターカラーの染み抜き

今日の染み抜き事例は

学生服についたポスターカラーの染み抜きです。

美術の授業中にでも付いたのでしょう

大量のポスターカラーが付着していました。

お客様はご自分で家庭染み抜きしてみたそうですが

全く落ちなかったそうです。

ポスターカラーは家庭でしみ抜きするのは

かなり難しいと思います。

ましてや今回は毛100%ですので

無理に家庭染み抜きをすると

生地が傷んでしまう可能性が非常に高いです。


ちなみに一番洗浄力が強いと言われる

パークというドライクリーニングでも

このポスターカラーの染みは取れません。

それほど頑固な染みだと言えますね。



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私が1つ1つ丁寧に、染み抜きしてから

キレイな溶剤にてクリーニングし、

職人が手仕上げで仕上げていますので

新品のように仕上がっております。